例えばこんなシンプルだけど素敵な街並みを、

ちょっとだけ全国的に有名になった岩手県紫波町のオガールタウン。

息子の塾通いの送迎に冬期間渋々駆り出されて通る、夜の住宅地を見て感心しました。

小さなマリンライトが木製ポールの上部で光り、その規則的なラインが美しい街並みを造っています。

(きちんと照度のあるライトでないと意味ないのに、なんで盛岡の新しい団地のアソコのあのライトはアレにしたんだろう・・・? 余談であり独り言です)

同じような植栽が入ったシンプルな外構が並んでいますが、それはそれで統一感があって美しく見えます。昔ながらの作り方ですね。

日本の住宅は形も色もバラバラすぎてため息が出ることが多々ありますが、外構も同じです。

個人の邸宅に合わせた外構デザインを大前提としているので、私自身も統一感という意味ではそうではない作り方をしていますが、20年後も飽きないデザインで、そのままあって欲しいお庭を作っています。

そこにずっとお洒落に佇んでいる庭。

色とバランスの安定感。

派手さは要らないけど、品祖であってはならない。

自己満足かもしれませんが、20年以上前に手掛けたお庭を今見ても古さも感じないし素敵なんですよー。若い頃によくこんなデザインできたな、とか。…すみません。

長年庭づくりの仕事に携わっていると、美しい街並みを造る使命感に駆られてくるものです。

いつか、ずっと美しいままでいられる街の景観を造る仕事に携わってみたいです。