今日ご相談にいらしたお客様が持ってきた図面。
一見きちんと描かれているそのデザインですが、気になるところが多々あります。
家の価値が下がりかねないと思いました。
※弊社では、他業者さんのデザインで施工することはありません。
ほとんどのお客様はエクステリアデザインについて無知です。
出されたプランを「こういうものか」と思ってしまいます。
外構を設計する者は、材料、構造の知識に加え、樹木、花、照明、色バランス、形状、どういう暮らしをするのか、ちょうどいい寸法、動線などなど、膨大な知識を総動員して、そのお客様のベストな形を御提案します。
何となくではなく、すべて「理に適った設計」でなくてはなりません。
そして大前提として、家を含めた全体が、統一されたデザインでなければなりません。
外構は建物より手前に来ますので、家の美しさは外構で決まります。
難しいですね~。そう、外構は非常にムズイんです!
どうか、エクステリアに拘ってください。
美しい庭で楽しい時間を過ごしてください。
ご相談は完全予約制です。
電話 019-687-2291
美しい庭を造る方々をリスペクトしながら、わたくしもいい庭を1件でも多く作るよう、日々精進して参ります。
盛岡店長
外構工事には門まわりは必須。
門まわりには門柱は必要。
門柱には表札が必然。
表札がない門柱は顔無しになり、門柱が無意味になります。
家の外壁(玄関ドアの脇)に表札が付くのが当たり前と思っていませんか?
本来は門柱に付くべきもの。
最近は表札さえもないお宅が増えていますが、プライバシーがどうこうという事ではなく、住宅に住む上で最低限のマナーだと思います。
地方では田舎気質もあり、インターホンも玄関についているお宅がほとんどですが、賢いお客様は建築前からご相談にいらして、インターホンを門柱に付ける計画をなさっています。
話を戻して、表札のデザインについて。
年々表札の種類は増え続けています。
表札カタログと渡して、お客様ご自身が数百種類の中から選ぶのは大変なことですし、そのような事はしていません。
外構において、表札デザインはかなり重要。全体を引き締め、決めてくれる大事なアイテム。
素材や字体もさまざまありますが、大きさのバランスも踏まえて、それぞれのエクステリアテーマとお客様の雰囲気重視でお選びさせていただくことが多いです。
取り付ける位置も必ず立ち会います。
表札は、プロとして拘りたい大切なアイテムです。
表札と同じくらい大切なのが、門柱の足元。
必ず、門柱底辺のラインが見えない様に下草の花壇スペースを設けましょう。
きちんと手入れできる狭い花壇でオッケーです。
昨年は、コンテストに応募した4社(YKK AP、東洋工業、エスビック、タカショー)すべてのメーカーさんで受賞することができました。
全国の中で選ばれるので、大変名誉な事で、「良い現場」として認められたという事なので、とても嬉しいことです。
しかし惜しくも入賞しなかった現場も、私にとっては大切な作品であり、お客様です。
美しい庭を造るという事は美しい街並みをつくるという事でもあります。
岩手の様な寒冷地では、路盤を作るだけでも金額が嵩み、理想の庭を簡単に作ることは難しい。
でも、少しでも素敵なデザインを入れた、長年気に入ってもらえるお庭を造ることにずっと拘って来ました。
これからも私の使命として、変わらず貫いていきます。
それが評価されている現実は、多少なりとも自信にも繋がります。
最後に受賞した額縁が届きました。
「第28回 タカショー 庭空間施工コンテスト ライティング部門 入選」
こちらの現場は、エスビックさんでも入賞したのでダブル受賞です。
タカショーの新カタログにも大きめに写真が掲載されていて、開くたびに素敵だと自画自賛してしまいます。
ご協力いただいたお客様、施工していただいた職人さん、皆様に感謝です。
ありがとうございます。